Supermetricsとは?料金・国内媒体対応・代替ツールを解説

広告分析
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Supermetricsとは?料金・国内媒体対応・代替ツールを解説

「Supermetricsという海外ツールが良いと聞いたけれど、日本の広告媒体はどこまで対応しているのか、料金はいくらになるのか」——広告データをBigQueryやLooker Studioに集約したい担当者から、よく聞かれる質問です。

Supermetricsは世界的にはデファクトに近い存在ですが、日本の広告主・代理店の実務では、料金と国内媒体の対応で悩む場面が少なくありません。契約直前で「LINE広告が取れないと分かった」「BigQuery連携はEnterpriseで月20万円超だった」という相談も、実際に受けます。

そこで2026年時点のSupermetricsの料金・国内媒体対応・主要な代替ツールを、日本の実務目線で整理しました。ツール全体像や費用相場は広告レポート自動化ツール比較|主要9ツールの料金・対応媒体・選び方と広告レポート自動化の費用は?ツール・代行の料金相場と選び方にまとめているので、あわせて参照してください。

Supermetricsとは?広告データ連携の代表的ツール

Supermetricsとは?広告データ連携の代表的ツール

Supermetricsは、フィンランド発の広告・マーケティングデータ連携ツールです。150以上のプラットフォーム(広告・SNS・解析)からデータを引き出し、Google Sheets・Looker Studio・Power BI・Excel、そしてBigQuery・Snowflake・Redshift・Azureといった主要なBI/DWHに自動で流し込みます。

Salesforceが2022年に買収を打診したこともあり、SaaS業界では広く知られた存在です。海外の広告主・代理店では「まずSupermetricsを入れる」と言われるくらい、コネクタ製品としてのシェアが確立しています。

広告・マーケデータソース
Google広告
Meta広告
TikTok
Yahoo!広告
GA4 ほか150+
→
連携ツール
Supermetrics

APIの叩き分け・指標の名寄せ・スケジュール実行を代行

→
出力先(BI / DWH)
Looker Studio
Power BI / Excel
BigQuery
Snowflake / Redshift
Supermetricsは広告媒体とBI/DWHの間の『配管』。データを引き出して転送するのが役割で、蓄積・分析・可視化は接続先で行う

図のように、Supermetricsの役割はデータソースとBI/DWHの間の「配管」です。自社で管理するBigQuery(DWH)に広告データを貯めれば、データパイプライン全体のうち抽出・ロード部分をまるごと任せられます。

Supermetricsの料金プラン(2026年時点)

Supermetricsの料金プラン

2026年時点の主要プランは次の通りです(すべて年間契約前提・USD建て)。

プラン月額目安対象データソース数の目安出力先
Starter$29〜個人・小規模1(追加は+$37/月)Google Sheets / Looker Studio
Growth$159〜中小企業3〜+ Excel / Power BI
Pro$399〜中堅・エージェンシー5〜+ 複数出力先バンドル
Enterprise$1,500〜$2,500程度大企業個別見積+ BigQuery / Snowflake / Redshift / Azure(DWH連携)

主要な料金の仕組みは次のようになっています。

  • 出力先ごとに料金が積み上がる:Looker Studio連携とBigQuery連携は別プロダクト扱いで、両方使うなら「Super」や「Enterprise」といったバンドル契約が必要です
  • データソースの追加は月$37:新しい広告媒体を接続するたびに加算されます
  • ユーザー追加は月$39〜$79:チーム利用ではユーザー単価も見落としがちです
  • DWH連携はEnterprise相当:BigQuery・Snowflake・Redshift・Azureに直接流したい場合、月$1,500〜$2,500が目安になります

実務上のよくある誤算は、Looker Studio連携の$29〜だけを見て契約し、その後「やっぱりBigQueryに貯めたい」「連携媒体を追加したい」となって、気づけば月10万〜20万円というケースです。年間契約が基本なので、途中で止めにくいのも痛いところです。

国内広告媒体への対応状況

Supermetricsの国内広告媒体への対応状況

日本の広告主・代理店にとって、対応媒体は料金と並ぶ最大の関心事です。2026年時点の主要な国内媒体の対応状況を整理します。

媒体対応補足
Google広告 / GA4○完全対応。指標も豊富
Meta広告(Facebook / Instagram)○完全対応
TikTok広告○392メトリクス・169ディメンション対応(2026年更新)
X(旧Twitter)Ads○対応
Yahoo! Japan 検索広告○対応
Yahoo! Japan ディスプレイ広告○52メトリクス・91ディメンション対応(2026年3月更新)
LinkedIn Ads○対応
LINE広告(旧LINE Ads Platform)△API承認済みキーが前提。2027年3月にAPI自体が終了
SmartNews Ads✗未対応
Criteo(日本アカウント)△一部対応。運用要確認

注意点として、2026年4月1日にLINE広告(Talk Head Viewなど)とYahoo!広告ディスプレイ広告が統合され、「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」という新名称になりました。SupermetricsのLINE広告コネクタは提供されているものの、旧LINE広告APIの承認済みグループアクセスキーが前提で、しかも2027年3月に旧APIそのものが終了する予定です。乗り換え先は「Yahoo! Japan Display Ads」コネクタ側になります。

移行の詳しい経緯と実務対応は、LINE広告レポート自動化のやり方|API・Yahoo!統合の対応まで解説で整理しています。

Supermetricsのメリットと注意点

Supermetricsを選ぶかどうかの判断材料として、実務で効いてくる強みと弱みを整理します。

メリット

  • 対応媒体数が世界最多クラス:ニッチな海外媒体(Snapchat、Reddit、Bing Adsなど)まで拾える
  • BI連携が枯れている:Looker Studio・Power BI・Tableauへの流し込みで詰まりにくい
  • ドキュメントとサポートが厚い:英語だが、フィールド定義まで整っている
  • API改廃への追従が早い:媒体側のAPI変更を代わりに吸収してくれる

注意点

  • UIとドキュメントが基本英語:日本語対応は限定的で、非エンジニアには壁になる
  • LINE広告は実質的に近く使えなくなる:2027年3月の旧LINE広告API終了で継続不可
  • BigQuery連携はEnterprise扱い:月$1,500〜と一気に上がる
  • 年間契約が基本:試して合わなければ翌年切り替え、という運用になりがち
  • 消費税・為替・請求の煩雑さ:ドル建て・海外請求で経理側の手間が増える

Supermetricsの代替ツール比較

Supermetrics以外にも、広告データ連携の選択肢は増えています。国内外の代表的なツールを、料金水準と得意分野で並べます。

ツール料金水準(月額目安)コネクタ数得意分野
Supermetrics$29〜$2,500150+海外媒体・BI連携
Windsor.ai$23〜350+低価格・no-codeでBI/DWHに流す
Improvado要問い合わせ($1,500+目安)1,000+エンタープライズ・データガバナンス・AI分析
Fivetran使用量課金700+ELT全般・広告以外のDBも一括連携
TROCCO月10万円〜(目安)100+国内媒体・日本語UI・国内サポート
Databeat月5万円〜40+国内広告→BigQuery、Looker Studioテンプレ
アドヨミAI初期5万・月1.5万円/媒体〜主要媒体+自社データ半スクラッチ構築・GA4/LINE/CRMまで統合

Windsor.ai — 低価格・no-code

Supermetricsより安く始められる代表格です。月$23前後から使え、コネクタ数は約350(Supermetricsのおよそ2倍)。 no-codeでBIやDWHに流せるので、Google広告・Meta広告など海外主要媒体を安く連携したい中小規模に向きます。UIは英語で、日本媒体のカバーはSupermetricsと同水準です。

Improvado — エンタープライズ向け

1,000以上のコネクタに加え、ノーコードのデータ変換、AI分析、データガバナンス、マネージドDWHまでを1つにまとめたツールです。料金はSupermetricsのEnterprise相当かそれ以上で、大企業のマーケティングデータハブとしての位置づけになります。

Fivetran — ELTの本命

広告に限らず、SaaSやデータベースを含む700以上のコネクタでELT全般をカバーするツールです。データエンジニアがいる組織なら、Fivetran+dbtで基盤全体を整えるという選択肢が現実的です。ただし料金は月商並みに上がることもあるので、コスト最適化が肝心です。詳しくはFivetranの料金と費用最適化のポイントで整理しています。

TROCCO — 国内媒体に強い

primeNumber社が提供する国内製のデータ統合SaaSです。LINE広告・SmartNewsなど国内媒体のコネクタが整備されており、日本語UI・日本語サポート・国内向けの請求という点でSupermetricsの弱点をそのまま埋めます。BigQuery連携も追加料金なしのプランがあり、国内広告主にはコスト面でも有利です。料金プランと代替ツールとの中立比較はTROCCOとは?料金・評判・代替ツールを中立比較にまとめています。

アドヨミAI — 半スクラッチ構築

私たちEvastが提供するアドヨミAIは、既製ツールと構築の中間に位置します。広告データを自社のBigQueryに集約する土台をパッケージ化しつつ、GA4・LINEの登録数・自社のスプレッドシートまで取り込み、AIによる分析・企画提案・異常検知まで組み込みます。既製ツールの手軽さと、自社仕様の作り込みを両取りしたいときに選ばれています。

Supermetricsを選ぶべき企業・向かない企業

ここまでを踏まえて、Supermetricsが向くケースと、他ツールを検討したほうがよいケースを分けます。

Supermetricsが向く

  • Google広告・Meta広告・TikTok広告など海外主要媒体が中心の広告主
  • Looker StudioやPower BIで完結する分析でよく、DWHまでは持たない
  • 英語UIに抵抗がなく、BI連携の枯れた製品を使いたい
  • コネクタ製品として、API改廃の追従を任せたい

Supermetrics以外を検討したい

  • LINE広告・SmartNewsなど国内媒体が売上に効いている
  • BigQueryに広告データを貯め、自社データと突合したい(Enterprise料金がネック)
  • 日本語UI・日本語サポート・円建て請求が必要
  • 年間契約より媒体単位・従量課金で柔軟に始めたい

国内媒体を中心に、BigQueryで分析基盤まで作り込むなら、TROCCO・Databeat・アドヨミAIの3つを比較するのが現実的な選択肢です。代理店の実務では、広告代理店のレポート作成を自動化する方法と費用も判断材料になります。

まとめ:Supermetricsは万能ではない

Supermetricsについて、要点を整理します。

  • 料金は月$29〜$2,500。DWH連携はEnterpriseで月$1,500〜と一気に上がる
  • 国内媒体はYahoo!・TikTokまで対応するが、LINE広告は2027年3月の旧API終了で継続不可
  • 英語UI・年間契約・ドル建て請求が日本の実務では負担になりやすい
  • 代替はWindsor.ai(安く始める)/Improvado(エンタープライズ)/Fivetran(ELT全般)/TROCCO(国内)/アドヨミAI(半スクラッチ)
  • 「海外媒体中心・BI完結」ならSupermetrics、「国内媒体・BigQuery分析」ならTROCCOや半スクラッチ、が実務的な使い分け

Supermetricsは海外ではデファクトですが、日本の広告主にとっては「向く/向かない」がはっきり分かれるツールです。料金だけでなく、自社が使う媒体・出力先・請求条件まで含めて比較してください。


広告データの集約・BigQuery連携はEvastへ

「Supermetricsを検討したが、LINE広告が取れないと分かった」「BigQueryまで踏み込みたいが、Enterprise料金が合わない」——そんなときは、アドヨミAIにご相談ください。

Google・Meta・TikTok・Yahoo!・LINE広告まで、日本の広告主が実務で使う媒体をカバー。GA4・自社のスプレッドシートも取り込み、自社が所有するBigQueryに集約します。前処理からAI分析・異常検知まで、初期5万円・1媒体なら最短2週間で始められます。

→ アドヨミAIの詳細・料金を見る → 無料で相談する

よくある質問

Supermetricsの料金はいくらですか?
2026年時点で、Starterプランが月$29、Growthが月$159、Proが月$399からで、BigQueryやSnowflakeなどのDWHに流し込むEnterpriseプランは月$1,500〜$2,500が目安です。データソース1つ追加ごとに月$37、ユーザー追加は月$39〜$79が加算されます。年間契約が基本で、為替と契約単位によって実額は変わるため、最新は公式にご確認ください。
Supermetricsは日本の広告媒体に対応していますか?
Google広告・Meta広告・TikTok広告・Yahoo! Japanディスプレイ広告・Yahoo! Japan検索広告に対応しています。X(旧Twitter)Ads・LinkedIn Adsも対応済みです。LINE広告(旧LINE Ads Platform)はコネクタ自体は提供されていますが、API承認済みグループのアクセスキーが前提で、2027年3月の旧LINE広告API終了とともに使えなくなる予定です。2026年4月のLINEヤフー広告ディスプレイ広告への統合後は、Yahoo!ディスプレイ広告コネクタが移行先になります。
Supermetricsの代替ツールは何がありますか?
代表的なのはWindsor.ai(350以上のコネクタ・低価格・no-code)、Improvado(1,000以上のコネクタ・エンタープライズ向け・データガバナンス機能)、Fivetran(700以上のコネクタ・ELT全般をカバー)です。国内媒体を厚くカバーしたい場合はTROCCO(primeNumber)やDatabeat、アドレポなど日本製のツールが選択肢になります。安く始めるならWindsor.ai、大規模で分析基盤を整えるならImprovadoやFivetran、国内広告主ならTROCCOや半スクラッチ構築のアドヨミAIが有力です。
BigQueryにSupermetricsで広告データを流すには、どのプランが必要ですか?
BigQuery・Snowflake・Redshift・Azureといったデータウェアハウス(DWH)に直接ロードするには、Enterpriseプラン(月$1,500〜$2,500程度)が必要です。中小規模でBigQueryを使いたい場合は、Google Sheets経由でエクスポートしてBigQueryにロードする方法もありますが、データ量が増えると現実的でなくなります。DWH連携を前提にするなら、Windsor.aiや国内製ツールとの料金比較を早めに行うのが実務的です。
Supermetricsは中小企業に向いていますか?
Google広告やMeta広告など海外主要媒体を扱う中小企業なら、Starterプラン(月$29〜)でLooker Studioに接続する使い方はコスト面で合います。ただし国内媒体を厚く使う、あるいはBigQueryに広告データを蓄積して分析したい場合は、Enterprise相当の料金がかかるため、TROCCOや半スクラッチ構築(アドヨミAI)のほうがトータルコストで有利になるケースが多いです。
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