「LINE広告 レポート API」で検索してこの記事にたどり着いた方に、最初に重要なお知らせがあります。LINE広告APIは、もう新規申請できません 。受付は2025年12月25日に終了し、API自体も2027年3月に提供終了が発表されています。
背景はLINEヤフーの広告統合です。2026年4月から、LINE広告はYahoo!広告ディスプレイ広告と統合されて「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」になりました。つまりいま検討すべきは「LINE広告のAPIをどう使うか」ではなく、「統合スケジュールに合わせて、レポート自動化をどう組み直すか 」です。
そこで、終了までのタイムライン、立場別の選択肢、移行前に必ずやるべきこと、そして移行後の自動化の組み方まで、2026年7月時点の公式情報で整理します。シリーズの他媒体(Google・Yahoo!・Meta・TikTok)とはだいぶ毛色の違う、いま限定の実務ガイドです。
まず結論:LINE広告APIは終わりゆくAPI タイムラインを押さえると、やるべきことが逆算できます。
2025年12月 LINE広告API 新規受付終了
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2026年4月〜 LINEヤフー広告 ディスプレイ広告へ統合
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〜2026年10月下旬 移行期間 (LINE広告は段階終了)
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2027年3月 LINE広告API 提供終了
以降の公式APIは「LINEヤフー広告 API」(旧Yahoo!広告API)に一本化。旧LINE広告APIで作った連携は乗り換え開発が必要
LINE広告とAPIの終了スケジュール。自動化の計画はこのタイムラインを前提に立てる必要がある 2025年12月25日 : LINE広告API(Ad Tech API)の新規申請受付が終了2026年4月 : LINE広告とYahoo!広告ディスプレイ広告の統合が開始。「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」へ2026年10月下旬ごろまで : 移行期間。LINE広告は段階的に終了へ2027年3月 : LINE広告APIの提供終了(日本。広告配信はLINEヤフー広告側でLINE面へ継続)重要なのは、これが「名前が変わるだけ」ではないことです。旧Yahoo!広告APIの利用者は2026年4月の「LINEヤフー広告 API」への名称変更でほぼ影響を受けませんが、旧LINE広告APIの利用者は乗り換え開発が必要 になります。
いまの立場別・4つの選択肢 自分がどこにいるかで、打ち手が変わります。
すでにLINE広告APIを使っている(承認済みグループがある) 2027年3月まで既存連携は動きますが、猶予は1年を切りつつあります。移行ツールは広告設定の一部をコピーしてくれるものの、外部ツールとのAPI連携は移行対象外 です。旧連携の廃止と、LINEヤフー広告API側での作り直しを、統合完了を待たずに計画に入れてください。
作り直し先のLINEヤフー広告APIは、法人のビジネスIDで申し込むOAuth認証・非同期レポート型のAPIです。仕組みと実コードはYahoo!広告レポート自動化のやり方|広告APIの使い方とAI分析 で解説しています。ディスプレイ広告APIも同じReportDefinitionService方式(add→get→download)で、レポート定義を作ってCSVを受け取る流れは共通です。
これからLINE広告の自動化を始めたい 旧LINE広告APIという選択肢はすでにありません。素直に統合後のLINEヤフー広告 ディスプレイ広告を前提に組む のが正解です。Yahoo!側の管理画面にはレポートテンプレートの定期作成・メール通知の仕組みがあり、APIも上記のLINEヤフー広告APIに一本化されます。「LINE面の広告」は今後、実質的にYahoo!広告の自動化ノウハウで回ることになります。
コードを書かずに今すぐなんとかしたい 旧LINE広告の管理画面でできるのは、パフォーマンスレポートの手動CSVダウンロード までです。GoogleやTikTokにあるような定期メール送付の機能は用意されていません(2026年7月時点のマニュアルに記載なし)。当面は手動CSV+スプレッドシートでつなぎ、統合後にYahoo!側のレポートテンプレート機能へ移す、という二段構えが現実的です。
ETLツールで自動転送している/したい trocco・Databeat・SupermetricsにはLINE広告コネクタがありますが、いずれもAPI承認済みグループのアクセスキーが前提 です。承認済みなら引き続き使えますが、2027年3月のAPI終了とともにこれらの連携も終わります。各ツールはYahoo!ディスプレイ広告コネクタも提供しているので、乗り換え先はそちらになります。
移行前に必ずやること:過去データの持ち出し 移行対応のなかで、期限があるのに見落とされやすいのがこれです。
旧LINE広告の過去データが、統合後のLINEヤフー広告APIや管理画面から取れるという公式情報はありません 。さらに旧管理画面で作成したレポートは、作成から1週間で自動削除される仕様です。過去の配信実績を将来の分析に使いたいなら、移行前に日別×キャンペーン別のCSVを全期間分エクスポートして、BigQueryやスプレッドシートなど自社側に保存しておく 必要があります。
あわせて計測まわりも作り直しです。旧LINEタグはLINEヤフー広告ディスプレイ広告に対応しないため、新しい計測タグの設置とコンバージョン設定の再構築が要ります。配信の学習データも引き継がれません。移行は設定コピーではなく「新環境の立ち上げ+過去データの引っ越し」として工数を見積もってください。
なお、旧LINE広告のCVは発生日ベース で計上されます(クリック日ベースのGoogle広告と逆)。過去データを他媒体と並べて分析するときは、この集計基準の違いを揃えてから比較します。
混同しやすい3つの「LINEのAPI」 LINEのAPIは検索すると別物が混ざって出てくるため、ここで整理しておきます。
広告系API
旧: LINE広告API(2027年3月終了) 新: LINEヤフー広告 API 取れるもの: 広告の費用・クリック・CV この記事の対象はこれ Messaging API / インサイト
LINE公式アカウント用 取れるもの: 友だち数・メッセージ統計 広告の数値は一切取れない 広告ネットワーク API
媒体社(パブリッシャー)向け 取れるもの: 広告枠の収益レポート 広告主には無関係 「LINEのAPI」と呼ばれがちな3つは別物。広告レポートが取れるのは左の系統だけ 広告のレポートが取れるのは広告系API(旧LINE広告API→LINEヤフー広告API)だけです。Messaging APIやそのインサイト機能はLINE公式アカウント用 で、友だち数・メッセージ統計は取れても広告の数値は取れません。逆も同じです。もう1つの「LINEヤフー広告ネットワーク API」は広告枠を売る媒体社向けの収益レポートAPIで、広告主には関係ありません。
ちなみに通知用途で名前が挙がりがちなLINE Notifyも2025年3月に終了済みです。レポートの完了通知などは、メールやSlackで組むことになります。
移行後の姿:LINEヤフー広告APIに一本化 先の話に見えて、もう始まっている話です。統合後のLINE面を含むディスプレイ広告のデータは、LINEヤフー広告API(ディスプレイ広告API)のReportDefinitionServiceで取得します。検索広告と同じく、レポート定義を作成し、完成をポーリングして、CSVをダウンロードする非同期3ステップです。
つまりLINE広告の自動化は、最終的にYahoo!広告の自動化と同じ設計 に収束します。GoogleのBigQuery転送、Metaのシステムユーザートークン、TikTokの無期限トークンとあわせて、媒体ごとの仕組みの違いはシリーズの各記事にまとめているので、複数媒体の設計を並べて検討する際に使ってください。外注する場合の費用相場は広告レポート自動化の費用は?ツール・代行の料金相場と選び方 にあります。
私たちのアドヨミAI は、Google・Yahoo!・Meta・TikTokなどの広告データをAPIで自動連携し、自社所有のBigQueryに集約するサービスです。今回のような媒体側の統合・API終了への追随も保守の範囲として吸収する ため、LINE絡みの移行を機に、レポート基盤ごと外に出す相談も増えています。初期5万円・月1.5万円〜/媒体です。
まとめ:LINE広告の自動化は「移行計画」として考える LINE広告APIは新規申請不可 (2025年12月受付終了)、2027年3月に提供終了 2026年4月からLINEヤフー広告ディスプレイ広告へ統合。移行期間は10月下旬ごろまで 既存API連携・計測タグ・学習データは引き継がれない 。LINEヤフー広告API側で作り直し 過去データは移行前にCSVで全量持ち出す (管理画面のレポートは1週間で消える)これから始めるなら、最初からLINEヤフー広告(=Yahoo!広告の自動化ノウハウ)を前提に組む Messaging API(公式アカウント)や広告ネットワークAPIは別物。広告レポートは取れない まずやるべきは1つです。旧LINE広告の過去データを、今週中にエクスポートしておいてください。
LINE移行を含む複数媒体のレポート自動化はEvastへ 株式会社EvastのアドヨミAI は、Google・Yahoo!・Meta・TikTokなど主要媒体の広告データをAPIで自動連携し、自社所有のBigQueryに集約する半スクラッチ型の広告レポート自動化・AI分析サービス です。
「LINE広告の過去データを退避しつつ、統合後の形にレポートを組み直したい」 「媒体の統合やAPI終了のたびに、社内で作り直すのをやめたい」 「全媒体を同じ定義で1つのダッシュボードに揃えたい」 現状の運用の棚卸しからで構いません。1媒体・最短2週間から始められます。
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